筆者所有の鉄道模型用ストラクチャーには駅舎・ホーム・信号所があります。それらは数十年前に買ってもらったもので、直流12Vの白色蛍光灯または透明シグナル球が取りつけられていました。それらを点灯させる方法を当時分からず、レールの近くに置いて眺めたりしました。それらは精巧な造りではありませんがそれなりに楽しめました。
やがて2013年12月に鉄道模型を再開したとき、これらの処遇に悩まされました。かつて述べましたように消費電流を少なくする目的で白色蛍光灯および透明シグナル球をLEDタイプのもの(今回はCOB)に置き換えました。「どうやってCOBを点灯させるか」でも悩んだものの偶然に3Vのリチウムボタン電池(CR2032)が15個ほど余っていた[注1]ので、これらの電池を電源として使えれば点灯できる[注2]ものと推測しました。理由は以下の3点です。
1. パワーパックを使うことなく点灯できる
2. 列車が走行していなくても常時点灯できる[注3]
3. 乾電池タイプの形状は筆者のレイアウトにて意外とスペースを占有する
特にホーム・駅舎はその形状から配線を外に出さなくてもよいため、ミニクリップを使えば(多少面倒ですが)電球1個単位にて点灯できます。下の画像がその一例です。
実物とは確かにギャップがあるものの「まずは点灯させてみよう」という発想から手がけてひとまずこの状態にて楽しみ、駅舎とホームに関しては配線を変更することで現在リチウムボタン電池1個(CR2032)にて複数のCOBを点灯させています。(そのための電池ホルダーを購入し、それに伴いミニクリップは別の用途で用いています。)
注1:COB付きのライトを購入したときに装着されていたリチウムボタン電池を取り出しました。
注2:事実上の「お試し電源」のため寿命が短いことを想定する必要があります。ただ筆者のレイアウトの使用状況から判断すると安価なもので十分です。(特にスイッチを設けていないので電池ホルダーにて出し入れすることとなりますが。)ただしCR2032は直径が20mmのため、ストラクチャーの大きさ・構造によってはより一層小型の3Vボタン型電池(例えばCR1220)が良いかもしれません。
注3:筆者所有のパワーパックがPWM制御方式ではなく、ストラクチャーの電源をレールから取り込むと列車が静止すればストラクチャーの電球は消灯してしまいます。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。