ひょうたん2号のブログ

鉄道模型に関して自己の体験談などを述べていきます。

本ブログに掲載されている画像・本文などの無断転載およびまとめ・キュレーションなどのサイトへの出店をお断りします。不法転載・盗用の場合、
法的処置を取ることがあります。改造などは個人の判断で行っております。メーカー等への問い合わせなど行わないでください。

なお、ふさわしくないコメントは管理者権限で削除させて頂きます。

米国型車両(2)

 今回紹介するのはAmtrak Superliner用客車(二階建て)で筆者所有の欧州型の同タイプよりも大きく見えます。この商品もAmfleet用客車と同じく中国製(Walthers)で、ニッケルメッキの処理による光沢はありません。きっかけは機関車を購入したKATOの説明書に編成例としてこれから紹介する4両が掲載されていたことです。(あいにくアメリカでは実車を見ていません。)ただし半径420mmの曲線を通過できるように台車の周辺を少し加工した上でカプラーは片側のみKadeeの♯156に変更しています。(両方変更すると車両間隔が長すぎるため。)前回紹介したAmfleet用客車と比較して台車の構造の違いによるためか転がり抵抗は単車でも編成でも少ないようです。なお室内灯として2022年7月28日付で公開したLEDが実装されている商品(パッケージにSMDと表記)から加工の上取りつけ、なるだけ少ないLEDで明るく点灯できるように試みました。

 

 

 こちらの車両はSleeper(寝台車)です。内部を見る限り一人用個室が多いようです。模型では寝台の表現がなされておらず座っている模型人形を取りつけた処理に留めています。一階部分にも室内灯を入れましたが、二階部分と同じく一部の個室はやや暗くなっています。(LEDの個数、二階部分:11、一階部分:5)

 

 

 この車両はDining car(食堂車)です。二階部分で食事ができ、模型ではテーブルに皿が置かれている表現を成形で行っています。ただし座っている人形を無加工では取り付けられないため([注])、足の部分を現物合わせで削除して取り付けました。(LEDの個数、二階部分:9、一階部分:0(扉以外に窓がないため))

 

 

 こちらの車両はLounge(ラウンジカー)で、側窓が上下に大きくなっています。座席の配置も独特で、二階部分と一階部分を結ぶ階段付近にカウンターもあります。一階部分は食堂車に似た雰囲気となっています。(LEDの個数、二階部分:12、一階部分:5)

 

 

 最後はCoach(座席車)です。画像では分かりませんが一部区画のシートピッチが異なっています。一端(この画像では右側)に赤色LED電球を取りつけテールライトを点灯できるようにしました。(画像では分かりにくいですが、一応点灯しています。)(LEDの個数、二階部分:11、一階部分:4)
 
 前回と同様にこれらの車両も帯(あるいは塗装)の表現が時代によって異なるため、客車側で極力統一感を持たせることとして編成は以下としました。

       機関車-寝台車-食堂車-ラウンジカー-座席車

 

 

 ただし上の画像にある機関車と客車の組み合わせは厳密には良くありません。(理由は割愛しますが、そのため客車側の窓周辺の塗装が同じになるように選んだのです。)またこれらの客車の内装(および床の一部)は検索した画像を基に青色15号で塗装してみました。また実車において白色・銀色の部分は白色または銀色のシールを貼ることで対処し、その他の色の部分は白色のシールにマーカーで色づけ処理済みのものを貼りつけました。(車体をかぶせるとほぼ見えなくなります。)ただし食堂車のテーブルは皿が置かれている表現を活かすため白色マーカーで色づけを行いました。寝台車と座席車ではカーテンの表現(色は青色15号)も入れてみました。これらの車両ではレイアウト上のアクセサリーを取り除いて走行させると雰囲気が案外良いものです。
 
[注]そのための人形も発売されていることは承知していますが、窓の上下方向が大きくないため取り付けても顔の部分しか見えないことが予想されるため、他車とのバランスもあって見送りました。
 
 今回は長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございます。
 
P. S. 室内灯の取り付けには数回に及ぶ試行錯誤の結果、画像の状態で何とか落ち着きました。ラウンジカーにおける二階部分のLEDが他車より1個多いのは、LEDの取り付け位置を窓間にしたかったためです。その結果車端部にも取り付けると明るさが一層自然になると思えたのです。(筆者が人形の立場になって(特に暗い)車外を眺めるなら窓を介してとなるので車内の光源が見えにくい方がしっくりくると思えたからです。土地柄を考えると「?」かもしれませんが、ここでのツッコミはご遠慮願います。)

 

人気ブログランキングへ


鉄道模型ランキング