ひょうたん2号のブログ

鉄道模型に関して自己の体験談などを述べていきます。

本ブログに掲載されている画像・本文などの無断転載およびまとめ・キュレーションなどのサイトへの出店をお断りします。不法転載・盗用の場合、
法的処置を取ることがあります。改造などは個人の判断で行っております。メーカー等への問い合わせなど行わないでください。

なお、ふさわしくないコメントは管理者権限で削除させて頂きます。

試行錯誤(SMDの室内灯への適用)

 今回は前回の続きでSMDの鉄道模型における室内灯への適用について述べます。
 SMDはSurface Mount Device(表面実装部品)の略語で、LED素子を含めた電子部品を基盤に実装する方法の一つです。(「部品と方法が一致していないのでは?」というツッコミはご遠慮願います。)2020年にLEDが実装されている商品(パッケージにSMDと表記)を見かけたので、この商品を購入後必要部(購入前の商品の形状からSMD部の長さは10cmと推測)を取り出し室内灯として使えるか探ってみました。(商品そのものは以前から発売されていたようです。ただ筆者が訪れた売り場が多様な商品を扱っており2020年まで気づきませんでした。)該当部を見ますとLEDそのものがCOBの基板に取り付けられているチップLEDよりも大きく、COB付き基板のときよりも光の偏りがいくらか抑えられるものと思われます。ただし基板の厚さは筆者所有のテープLEDよりも1mm多くなっています。(テープLEDを実際に扱った筆者にはその1mmが分厚く感じます。)下の画像が該当部分です。

 

 

 基板部の寸法は長さ98mm、幅8mm(細かなバラつきはあるかもしれません)でLEDが10mmのピッチで9個搭載されています。したがって筆者所有のテープLEDよりもLEDの取り付け間隔が狭く、このLEDのサイズは筆者のデジタルノギスによると長辺3.1mm、短辺2.7mmです。そこでCOB搭載車両にて光の偏りが見られたものをこのパーツ2個で置き換えてみました。配置は下の画像を基本に客室エリアの長さ・車両の材質に応じてパーツの取り付け間隔・配線など現物合わせで行いました。予めコードがハンダ付けされている点もこの時点にて筆者には好印象です。(他のコードに置き換えることもできます。)

 

 

 もちろん鉄道模型用に開発されていないと思われますので加える電圧などに注意して数年使用できれば筆者としては御の字です。(もしダメになったら原因を探って再度このパーツを使うかあるいは別のパーツ(他社の室内灯など)を使えば何とかなりますので・・・・・・。)理由として筆者の場合年に数回程度の走行で、かつ各回の走行も数分程度です。そのため工夫次第でこのパーツもCOBと同じく「ある程度」使えるものと予想しています。

 

 

 上の画像は一例で、筆者にはやや青白い蛍光灯色のようです。(実際の車両でもそのように見える室内灯があるようですから問題はなさそうですが。)これなら12V対応のテープLEDを3V付近から点灯させる改造と比べて筆者の技量では容易でありCOBとほぼ同等の作業内容(この基板への加工は行っていない)ですから、車体中央部における光の偏りが軽減されていること[注1]を考えれば筆者の求めているものとほぼ一致しています。

 以上がSMDの室内灯への適用でした。これまでの諸々の手間を考えるとこの基板を使うのも一つの方法となりそうです。特に基板の形状に注目すると筆者にはある推測ができてこの形状のもの1ユニットで或ることを試してみたくなります。[注2]あとは前回述べたように使用されているチップLEDの明るさ・寿命、該当部品の入手・メンテナンス・交換が容易かを検討することでしょう。
 
 今回も長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございました。
 
注1:COBの場合封入樹脂寸法が7cmを越えるものもホームセンターなどにて見かけました。今のところ費用対効果を考えますとフレックスライトL(大阪亀屋)が筆者には使いやすいです、なぜならテープLEDと同様に所定の位置で切り刻むことができるからです。(実際に切り刻んだものを組み合わせて室内に取り付けたこともあります。)
 
注2:筆者が経験したテープLED(3528、2835および2012)では1ユニット当たり3個のチップLEDが直列つなぎなのに対し、今回のSMDでは最初の画像を見る限り9個のLEDが並列につながっているようです。テープLEDを1ユニット(5cm)だけ取り出して1個のチップLEDだけに3Vの電圧(コイン型電池)を与えるとそのLEDが点灯した経験があるので、当時の経験をもとにできることを探るかもしれません。

 

人気ブログランキングへ


鉄道模型ランキング