ひょうたん2号のブログ

鉄道模型に関して自己の体験談などを述べていきます。

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試行錯誤(COB付き基板の室内灯への適用)

 今回はCOB付き基板の鉄道模型における室内灯への適用について述べます。COB付き基板は下の画像のように3つを選びました。

 

 

それぞれの状態は簡単に述べますと次のようになっています。
 
上段:封入樹脂寸法 4mm×35mm チップLED7個
中段:封入樹脂寸法 7mm×44mm チップLED10個
下段:封入樹脂寸法 8mm×61mm チップLED12個
 

詳細は昨年(2021年)5月に述べましたので割愛します。室内灯への適用は客室部の長さを考慮に入れて行いました。ただしこの基板への加工は特に行っておらず、筆者の感覚として点灯時の光の拡散はそれほどなさそうです。

 

 

 そこでいくつかの車両に取り付けてみました。上の画像は自由形2軸客車に基板を1つだけ取り付けた場合で、車輪と金属床板の間に絶縁物を介して金属板を取りつけて車輪に接触させCOB付き基板に取り付けたコードを接続すると(転がりは悪くなるものの)一応点灯できました。[注]また機関車に牽引されても点灯できその状況も上の画像と明るさが同じでありひと安心です。あとはこの基板が金属製のため金属車体および金属床板にじかに触れないよう絶縁テープを介して基板を取りつけています。しかし絶縁テープの接着力が強くないと一定期間経過後に車体から基盤が外れてしまうのが目下の悩みです。

 

 

 この経験をもとに別の車両にも取り付けてみました。客室内をできるだけムラなく照らすためにはこの基板を2つ以上必要とする場合です。2通り行いうち1つは3つ基板を取りつけました。上の画像のように両運転台車では基板が2つでも何とか客室内を照らすことはできますが、基板の取り付け位置を工夫する必要が出てきます。また片運転台車ではパンタグラフの取り付け部分と基板が干渉すれば車端部がそれほど明るくないものの何とか室内を照らせるものと思います。筆者の場合では基板3つを取りつけると暗い部分がひとまずなくなるので好都合です。(もっとも3つ基板を取り付けることが本質的に大事なのかはわかりませんが。)

 

 

 さらに気づいたこととして、1つの車両に同じ形状の基板を並列つなぎにて取りつけて点灯させると上の画像のように明るさに差が生じることもあり、この点を考慮する必要もありました。上の画像では分かりませんが明るく光っている側に問題があるようで、基板1つだけで明るさを比較すると同じ形状であれば同じ電圧を与えると結果として同じ明るさとなり、先述の(形状が同じ)基板以外の組みあわせでは明るさに差がなかったのです。そのため同じ形状をもつ基板同士で明るさを比較したところ(10Vまでの)同じ電圧を与えると差はなく今のところ問題ありません。

 以上がCOB付き基板の室内灯への適用でした。この基板を使うことなく室内を照らす方法があることは承知しています。ただ諸々の手間を考えるとCOB付き基板を使うのも一つの方法とも思えるのです。あとは使用されているチップLEDの明るさ・寿命、該当部品の入手・メンテナンス・交換が容易かを検討していくでしょう。
 
 今回は長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございました。
 
注:今回紹介した2軸車両では車体および床板が金属製のため、車輪と床板の間に絶縁物を介して金属板を取りつけることなく室内を点灯できれば機関車に牽引されても車輪の転がりに影響はなくなるものと思われます。(特に筆者所有の2軸機関車に牽引されるとき、牽引される客車の両数が増えるにしたがいその影響が明らかになるものと推測します。したがって2軸機関車による牽引を考えるでしょう。)ただしそのためのパーツを揃えることとできるだけ小さなパーツを見つける必要があるため時間をかけて取り組んでみます。(見た目は悪くなりますが点灯させるための手間を少なくする(例えば車両を分解しない)ことも必要になりそうです。そのため車両全体の構造を把握することも求められそうです。)

 

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