ひょうたん2号のブログ

鉄道模型に関して自己の体験談などを述べていきます。

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試行錯誤(車両編)

 レイアウトとの兼ね合いでどのような車両を走らせるかは予想以上に考えさせられました。鉄道模型を再開した当初(2013年12月)はレイアウトがなかったので優先順位をつけて車両の購入を行いました。貸しレイアウトにて走らせる方法は私には相性が合わないようです。レイアウトの構想は再開以前からありましたので現在のレイアウトはそれに近くなっています。(以前に述べた通りです。)そしてそれに見合う車両を選びました。

 ここから本題ですが過去に十数両の処分がありました。原因はモーター無し車両なのに転がりが悪い(たとえ注油していない購入時点でも転がりの良い車両がいくつもありましたので)、走りが貧弱、モーターが突然動かなくなる(配線を点検の上変更しても原因不明のままで改善不可)、店頭で見たときと自宅で見るときとの印象が何か違う、などです。一部は加工または部品の交換で対処できますが、対処できないと判断すれば処分となりました。(1年以内に処分したこともありました。)「処分するのだったらどうしてあの時購入してしまったのだろう」ということがその当時はしばらく残っていました。それで悩んだこともあり試行錯誤していたものと思われます。ここで気をつけていたことは「○○ありき」としなかったことです。そのため金属製車両もプラスチック製車両も所有しています。現在は管理能力を超えてしまうほど(何百両も所有していませんが)であり、動力も複数の種類があるため車両の管理は簡素かつ単純ではありません。

 たとえ最初は気に入らないものでも年月が経つと愛着が出てくると周囲から言われましたが、処分したものに対してはなぜか所有していた時から愛着が出てこなかったのです。不思議なことですが、スケールモデルの方が実車に忠実なはずなのにどういうわけか愛着を持てない(そのため購買意欲も生じない)ものもあれば、忠実ではないが程よいでき具合の車両になぜか愛着を持っていました。どうして前者の場合愛着が出てこなかったのかを尋ねられても先述のことを答えるだけになるでしょう。(そこをもう少し待てばあるいは辛抱すれば良かったでしょうか? 私には少なくとも処分したものに関しては分かりません。)購入後はどの車両もひとつの車両として扱いますのでそれらの間に優先順位・贔屓・差別などはありません。ただし取り扱いの際の注意点は車両によって異なるためその点には気をつけています。

 やがてある時点を境に購入意欲が減りましたので、(客観的に見ても)衝動買いもなく落ち着いて鉄道模型に取り組んでいるものと思っています。そうすると別の問題・疑問点が生じますのでそれらにも注意を払う必要が出てきます。(その根底には「走らせてナンボ」があると思います。ある模型屋でも「動かさないのはダメですよ」と言われてきました。)そして不思議なことに楽しさが増してきたように思えるのです。この点はレイアウトが組めたことが大きいようです。(だからといってレイアウトが完成したわけではありませんので、念のため。)私だけかもしれませんが、幾つかのことを同時に行うことは幼少の頃から現在に至るまでできないのです。そのため鉄道模型においても一つのことばかり考えていた時期がありました。現在は幾つかのテーマがありますので一つのことばかり考える状態ではもはやなくなり、それらの進捗のバランスも考えなければなりません。そのバランスを取らなくてもよいのであれば自由度は確かに増えるのでしょうが、(批判されるのを承知で敢えて述べるのなら)後にやり直しをするのでは良くないと思うのです。1日24時間あることを考えれば明らかでしょう。

 金属製車両には独特の雰囲気があり、その雰囲気が(実車に忠実であろうとなかろうと)私は気に入っています。現在の成形技術ではプラスチック製車両も優れていると思いますので、どちらが良いかは一概に言えないと思います。好みもあるでしょうし、そもそも比較すること自体が意味のないことかもしれません。製品化にあたってのコンセプトも異なることでしょうから。

  今回も最後までお読みいただきありがとうございます。