ひょうたん2号のブログ

鉄道模型に関して自己の体験談などを述べていきます。

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いつになったら(何回失敗したら)理解できるのですか?

  今回は筆者の失敗談です。筆者は一度失敗しても同様のことを繰り返すことがあります。そのため他人から「何回失敗したら学習するのですか?」と言われるのがお決まりでした。失敗する分野は多肢にわたり鉄道模型にも当てはまります。ネジの締め方、ハンダ付け、塗装の仕方、などなどです。確かに失敗から学ぶこともありますが可能な限り準備した方が色んな意味において良いと思います。しかしそれでも筆者の場合どこかが不足するようです。(そのような状態で今後も取り組んでいけるのでしょうか? 不安が先立ちます。)
 
 先日もある編成もの(4両編成)の点検をしていました。モーターは片方の先頭車の中央に搭載されジョイントを通して双方の台車に伝達します。購入時はまずまずの走行でしたが、やがて半年以内におぼつかなくなったのです。点検してみると、モーターの片軸とジョイント部がきちんとはまっておらずジョイント部が回転しないことがわかりました。そこで(どのレベルまで行って良いのか判断できかねるため)一応の処理後モーターが回転するとジョイントも回転するようになり、モーター車単独にて何とか走行できるようになりました。
 
 それでも編成単位で運転させると(貧弱な感じではないのですが)重たい感じがして遅いので、原因を調べるために残りの車両の重量を調べると1両だけが他より重く275gでした。(モーター車の重量は500gです。)そこでこの車両を分解すると車体上部はプラ製ですが下部は金属製です。理由として別売りの動力なし3両を購入するとモーター車1両では非力となるため、もう1両モーター車を増やせるようにウェイトとして金属製にすることでモーター車化への準備がされていたものと推測されます。
 
 筆者は4両編成にて満足していましたので、安定走行を実現するために先ほどの車両の下部内側を(マスク・ゴーグルを着用の上)削ることに決めたのです。やり直しがきかないため失敗は許されないのですが、少しだけ削り終えたとき何かのはずみで道具が誤って車体の外側に当たってしまい、傷がついて塗装がはがれてしまい印字部分が欠けてしまったのです。マスク着用に伴って曇ったゴーグル(いろいろ試みましたが曇りを防ぐことができなかった)のため視界が悪かったとはいえ、代用品をすぐに手配できるものではなく凹んだとともに「何回失敗したら学習するのですか?」ともう一人の自分に言われたようなものです。「失敗の原因を探って適切に対策を立てば同じ失敗はしないし、逆に自分自身の糧になる。挑戦することがすべての始まりであり、それがなければ人としての成長も、成功も失敗もつかめないし結果が出ませんよ。」ということが今回だけは受け入れられなかったようです。おそらく「自分自身の糧に全くなっておらず失敗だけしか残っていないんだよ!」という心の叫びが筆者にあったのでしょうし、当時として分かっていたのは気味が悪かったことです。(だからといって自分の力量を過信しているわけではありませんので、念のため。)
 
 結局道具を代えることで対応はできたものの、傷を隠すことはできないので残念な気分です。(塗装だけなら状況によっては対応できますが、印字部分は小さな文字(エリアとしては2mm四方)のため筆者の技量では対応できかねます。そしてこれを教訓に次に活かそうという気も起こりませんでした。)今だからこそこうして振り返ることはできますが、そのときは気力もなくなりここが自分の技量の限界点であると悟っていました。(技量の限界点についてその後は現実として受け止めています。)自分のできる技量が改めて分かったとともにそれに伴い自分でできる内容が限定されますので、何かあった時の対応を練り直すことが必要です。「失敗しても構いませんよ、その失敗を反省した上で次に活かせばよいのです」と言われていたら気持ちも楽になって少しは変わっていたかもしれませんが。
 
 今回は文章だけとなりましたが最後までお読みいただきありがとうございます。
 
 P. S. この編成の現状ですが、走行が少ないにもかかわらず車輪が汚れていたのでクリーニングを丁寧に行い樹脂製ギア部のグリースも(変色・固化していたため)置き換えてヘッド・テールライトをLEDに代えたところ、同じ電圧(8V)を与えても(一周4.9075mのコースをまず20秒、1か月後15秒かかって)走行できるようになりました。(モーター車単独ではさらに速く走行。)曲線通過時にうるさい唸り音がするものの編成単位での重量(1030g)・モーター車以外の転がり具合を考えると筆者の中では合格です。前述の車両の軽量化を考える必要は当分なくなりますが、モーターが動かなくなった時の対処法を見つけておくことが望ましいようです。その一方で当面は曲線通過時の唸り音をなくす(おそらく原因は2つ考えられますので1つずつ取り組むことになるでしょう)ための対策を練っているところです。