ひょうたん2号のブログ

鉄道模型に関して自己の体験談などを述べていきます。

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レイアウトを組むにあたって

 現在の住宅事情においては、それなりに工夫しないとHO(16番)ゲージのレイアウト建設が個人的に難しく思えます。(一部屋が10帖くらいの広さであれば自由度はいくらか高くなると思いますが。)筆者の場合6帖一部屋の中に作っており、広さに制限がかかってしまいます。特に部屋の中に棚などがあればそれらだけでいくらかのスペースをとられてしまいます。

 レールはトリックス(2線式)とメルクリン(中央のレールを撤去して2線式に改造)を用いています、なぜなら畳一枚程度に収めたかったためです。(そのためSCARM(Simple Computer Aided Railway Modeller)にてシミュレーションを行いました。)その他にも理由はありますがここでは割愛します。また半径の小さい曲線レール(360mm と 437.5mm)を配置しますと、1m x 2m のスペースで複線のレイアウトを組めました。さらに高さ約90cmのカラーボックス(目線を椅子に座った時の目線に近づけるため)・ベニヤ板・スタイロフォームジオラママットを用いた簡単なもので、アクセサリーなどありません。前回のブログで登場した1周4.9075mのコースは上の画像の外側の線路とお考えください。(後述するように現在は一部の線路を入れ替えています。)

 そして直線部分の長さに応じて列車の編成長を最大1m に設定しています。すべての車両が半径437.5mmの曲線を通過し、半数程度の車両は半径360mmの曲線も通過します。そのため一部の車両にカプラー交換を含め加工を施しました。しかし2軸車両にみられる長さの短い車両以外では、車両の中間部が線路からはみ出ることもあります。

 当初は内側線路と外側線路の渡り線としてポイント2基(後に1基をダブルスリップに変更して引き込み線を追加)を配置しました。ところが複線部でのすれ違いを想定して配線するとショートしました。(ギャップ設定を忘れていたようです。)そのためこれらを直線レールと交換することで複線部のすれ違いを実現しています。もしポイント・ダブルスリップを配置したまま配線を直せば内外両線とも同じ向きにのみ走るため走り競争の雰囲気が出て違和感があります。

 その点ではメルクリンの線路は3線式でリバースを組んでもポイントを入れてもギャップを設ける必要がないので楽です。(ここではDCCを考えていませんので、悪しからず。)ただし3線式の集電に対応した車両しか使えない点をどうとらえるかです。車両の集電方式を2線式から3線式に改造(またその逆も)できるかもしれませんが、器用でない筆者はおそらくメルクリンの線路を2線式でも3線式でも使用できるように改造すると思います、なぜなら車両側の集電方式を(どちらの方式であろうと)改造する必要がないからです。現在は2線式ながら可能な範囲でまったりと楽しんでおり、それが一番落ち着くようです。(小さなレイアウトをHO(16番)ゲージで行うのは少数派であると言われるのは覚悟の上です。そして堂々とブログ等で公表されている方もおられますのでひと安心。)

 今回も長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございます。