ひょうたん2号のブログ

鉄道模型に関して自己の体験談などを述べていきます。

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コアレスパワートラックに興味を持ちました。

 かつてパワートラックを購入してプラ製車両に取り付けると半年足らずで動かなくなったので、コアレスパワートラックが発売された当初は興味ありませんでした。ところが他の動力では価格がそれなりに高くつきますので次第に悩むようになりました。(じっくり取り組む時間が物理的に確保できないことも一因です。)

 そこである模型店にて今年1月下旬にお試しで1個購入してプラ製単行電車にウェイトとともに搭載したところ、天賞堂のパワーパックTS-1にてスロットルを中央に設定しますと滑らかな走行で、FM-D動力搭載時よりも速く走行しました。耐久性は未知数ですが第一印象では旧パワートラックより良さそうです。そのため後日2回に分けて購入しました。(訪問先の模型店には感謝しています。)

 これに伴いKATOの近鉄21000系のM車(モ21300)に2個、カツミのチャレンジシリーズステンレス電車のM車(デハ)に2個搭載して前者は6両編成(総重量:1230g)にて後者は4両編成(総重量:1030g)にて数日前に運転を行いました。先月上旬にウェイト無しでM車単独で走らせると落ち着きがなかったので今回はウェイトを搭載して室内灯(フレックスライトL)のコードをつなぐと、どちらもスムーズな走行でした。

 ところが先ほどの条件(スロットルを中央)にてプラスチック製車体の近鉄21000系より金属製車体であるステンレス電車の方が速く走行しました。(直線部2.16mを含む1周4.9075mのコースを前者が18秒、後者が16秒かかりました。この記録は3周走らせたときの2周目のものです。)そしてM車単独(前者の重量:370g、後者の重量:420g)で先ほどの条件にて走らせてもステンレス電車の方が速く(前者が14秒で後者が13秒)走行しました。念のため室内灯へのコードの接続・台車を外してコアレスパワートラック単独で走らせますと4個とも同じ速度(先ほどの条件にて13秒)で走りました。また2個以上を同時に走らせると走行差(2個の場合では先ほどの条件にて1~2秒程度)が発生するようです。(仕方のないことでしょうか? するとステンレス電車では2個のパワートラックの同調が良いことでしょうか?)次回の運転は他の車両とともに今年6月の予定です。それまでに室内灯へのコードの接続は戻しておきます。なお動画はありませんのでご了承ください。(そのため数値を示したのです。)

 価格が手頃ですから少しでも長く動いてほしく思います。(FM-D動力は1個だけ不良品に当たりましたが他は問題ありません。現在はこのパワートラックの採用に伴い余剰が発生しています。)またMPギアに対しても懐疑的になっています。電車用の1つが購入後1年3か月で動かなくなったため偶然そのような品に当たったと思えばよいのでしょうが、価格が高いだけに凹みました。

 天賞堂さんもこのコアレスパワートラックを他の製品にも活用してもらいたいそうで、それだけこの商品に自信があるということでしょうか?(もちろん商売ですからできるだけ多く買ってもらいたいでしょうが。)私もできる範囲(加工をしない状況にて)でさらなる可能性を探りたく思います。(現在2つ思いついています。)もちろん連続走行時間および加える電圧に注意するのは言うまでもなく、ご存じのように2両当たり1台が目安となっています。

  P.S.  KATOの近鉄21000系(昨年2月に委託品として購入)に搭載した理由は、購入後に編成単位でもM車単独でもぎこちない走り(速くなったり遅くなったりのくり返し)で安定性が全くなかったため、備え付けの車輪付きモーターのみで走らせると片方が事実上の走行不能に陥っていたからです。他方は上述の条件にて14秒で走行しましたので、コアレスパワートラック1個だけ取り付ける方法もありましたがこのモーターが同調するかどうかが分からなかったため、このパーツのみ予備部品化しています。カツミのチャレンジシリーズステンレス電車への搭載理由は先月16日のブログに記しておりますので、そちらもご参照ください。